中卒で宅建士に独学合格！鑑別所、土方、キャバクラ社員を経て合格※インタビュー記事

中学の時に傷害罪で逮捕されて・・・少年院へはギリギリ行かなくて済んだのですが、鑑別所には入りましすぐに出ることはできたのですが、14歳くらいから先輩の紹介で土方で働いていましたので、中学２～３年の頃はほとんど学校へ行って無かったです。なので、高校へ行くという選択肢はゼロでした。

小学生の頃までは人並に授業をちゃんと受けて、勉強していました。得意では無かったのですが、塾とかにも行っていたので平均的には出来ていたと思います。勉強しなくなったのは中学１年生の終り頃ですね。

中学卒業後は土方系、飲食店など職を点々してましたが、その後結婚して子供が出来て将来のことを真剣に考えるようになりました。当時働いていたキャバクラの会社はグレーな仕事も多いですし、社会保険なども加入していなかったので、「えっ将来年間貰えないじゃん！？」、「ケガとか病気とかになったらやばい・・・」、「俺が捕まったら家族に迷惑かける・・・」みたいな感じで、このまま働いていても将来性は無いなと思い、まともそうな不動産会社に就職しました。会社から宅建士資格取得を推奨されたのと資格手当が1万円貰えるので受験する流れになりました。将来独立もしたいと思ってましたので、逆に目指さない理由は無いくらいでしたね。

借金は無かったのですが、貯金がほとんど無かったので、可能な限り少ない予算で合格したいと思い「独学」を選びました。本当はお金があれば予備校に入会したかったのですが、独学しか選択肢が無かったという感じですね。

アマゾンで売ってる宅建士の基本テキスト1冊＋過去問1冊＋予想問題集1冊の合計3冊です。それとyoutubeで吉野塾の無料講義を受けました。受験料込みで15,000円以下です！教材費だけだと5,000円くらいですね。

年明けからすぐ勉強スタートさせたので10ヶ月でたぶん1000時間以上は勉強したはずです。絶対に一発で合格したいと決めていたので、相当頑張りました。

休日に関しては家族サービスに時間を使いたかったので、基本的には平日メインで勉強しました。
朝起きて1時間、昼休憩30分、家に19時に帰って23時まで勉強するなど平日はかなりハードなスケジュールでした。
また、試験直前の２ヶ月は上司から「有休取って試験勉強に集中しな！」と言って頂けたので直前の２週間に関しては会社にお休みを頂いて、１日10時間以上頑張りました。後にも先にもあんなに勉強することは無いはずです・・・

権利関係についてはめちゃくちゃ難しくて勉強するのが本当に苦痛でした。第三者取り消し、借地借家法などはなかなか理解出来なくてテキストを読むのが嫌になって逃げ出したくなりました。宅建業法は比較的楽しく勉強できたのですが、法令上の制限は覚えることが多いですし内容も難しく感じました。受験生のほとんどは民法で躓くのではないでしょうか。

テキストを読む→過去問を解く→テキストを読む→過去問を解く・・・という流れを最初の３ヶ月は繰り返してました。ラストスパートはほとんど過去問と予想問題を繰り返して分からないところをテキストで確認するという流れですね。

大卒で法学部出身の受験生が羨ましいと思ったこともありますが、正直中卒だからと言って合格しにくいということは無いと思います。
難しい箇所も当然たくさんありますが、何度も繰り返しテキストを読んだり問題を解けば分かるようになるので、頑張れば学歴関係なく誰でも合格できると思います。

まだ経験不足なので、後２～３年は今の会社で働いて、とにかく頑張って独立のための貯金をしようと思ってます。毎日ランチは奥さんが作ってくれるおにぎり２個で節約してますので、いつか独立してランチで1,000円くらいは使えるようになりたいです。